カテゴリ:アートなこと( 66 )
英国制服スライドショー&お茶のイベント
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英国本のライターさんと、本の絵を担当されている工房の松本里美さんとの企画イベントのため、下北沢へ。以前、世田谷に住んでいたこともあったけど、下北沢には初めて来た。商店街が賑わってて、いい感じ。角を曲がってちょっと静かな住宅街にある「下北沢GAoh」にて"英国制服スライドショー&お茶のイベント"に参加させてもらう。壁には松本さんの銅版画の展示。そして本のために撮影されたイギリスの兵隊や学生の制服のスライドショー。なんとなくのイメージでしか知らなかった軍服のディティールなどなど、いろいろ見れて面白かった。部隊によってボタンの数が違ったり、細かいところにいろんな差違をつけてあって、着る人の地位が一目でわかるようになっているんだそうだ。学生もタイの形やベストの色とかで、その子のレベルなんかがすぐわかっちゃう。イギリスの徹底された階級社会の一端を見て、おお!となる。だけども、その男子たちの姿がめちゃめちゃカッコいい。若くてもGちゃんでも、ほんと気品があって絵になる様子ばかり。何でしょうか、イギリス人のこの美意識は。。。そしてやっぱりそういう、かたちある伝統が現在までずーっと続いているところに、イギリスの凄さがあるんだなぁと思った。
紅茶と共に、頂いたお菓子はマーマイト味。マーマイトって食べたことなかった。イースト菌から作られたジャム的なもので、独特の味って聞いてたけど、食べてみたら、ちょっとしょっぱくて、コレ、けっこう好きかも。わたしの好きなショートブレッドもあったので、サクサクいただきました。
夕暮れのひととき、へぇー!という驚きがいろいろある、楽しい時間でした。
夜は帰らなければならず、次のビール会に参加できなかったのが残念。
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by yucoon | 2009-11-01 23:20 | アートなこと
THIS IS IT
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マイケル・ジャクソンの映画"THIS IS IT"を観てきた。もうなんだか、胸がいっぱいになっちゃって。。。そんな熱狂的なファンっていうわけではなかったけれど、全盛期はドンピシャ世代だったし、その頃のスゴさは刺激的だったし、1987年のソロ初来日の時、奇跡的にチケットが手に入って、後楽園の(その頃はまだ東京ドームじゃなかった)コンサートに行った記憶が蘇る。
映像を見ていていろんな思いに苛まれてしまった。いつまで観ていても飽きないこの感じは何だろう。あの姿、全身がリズムと化していて、歌もダンスもまだまだスゴいじゃない!こんな天才だもの、ゴシップとかはほんとはどうでもよかったんじゃないかと、自分も含めてコレ見た人はきっと、なんか「ごめんね」みたいな気持ちになったんじゃないかと思ったりもする。映画の終演後に客席で拍手が起こった。思わず拍手。泣きます。胸が痛いです。
成功って何だろう。こんなにもビックなスターの、華やかな暮らしは想像できなくても、こんなにも顔を変えてしまったところに潜む、埋められない何か、多かれ少なかれ誰もが持っている小さな人間の悲しみ、ならば、なんとなくわかる気がする。だから余計に切なさを感じてしまうのだ。あの歌声が、ココロにしみちゃう。映像の編集も上手いんだろうけれども、マイケルがリハーサルの中で何度スタッフに「I love you」とか「God bless you」とか言ったか知れない。そしてなんとかして観客を楽しませようとしている様子を見て、身もココロも華奢なこの人は、本当にいろんなことに純粋に、身をすり減らしていったんじゃないだろうかと思った。そんな人柄がよく見える。
このコンサートが実際出来上がっていたら、さぞかしスゴかっただろうと思うけど、死んじゃっていなかったらこの映像が、世界同時公開なんてなかったんだろうし、とか思うとまた複雑な気分だ。このすぐあとに死んじゃうなんて本当だろうか。こんな大掛かりな未完成を残して死んでしまうなんてあるんだろうか。なんだかウソみたいだ。
「ダンス、ヤバいね」「歌もバンドもヤバいね」と娘たちはipodにマイケル・ジャクソンを追加。この影響力!
死んじゃったというのも実は大掛かりな演出で、マイケルはまたすっかり顔を変えて、本当はどこかでこっそり生きていて、あったかいシチューかなんか、もりもり食べて、自分が死んだということによって成り立っている、このビックビジネスと、一大エンターテイメントと、清算されたゴシップを見ながら、やれやれ、と笑っていてくれればいいのに、、、と思う。
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by yucoon | 2009-10-31 23:54 | アートなこと
ヴィオロン・クラシカル
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阿佐ヶ谷駅を降りて北口、昭和な香り漂うスターロードを通って、名曲喫茶「ヴィオロン」へ。茂木建人さんのサクソフォーン・デュオのリサイタル「ヴィオロン・クラシカル」に友人と出かける。街もお店もわたしの好きな、歴史を感じるいい雰囲気。茂木さんは娘の中学時代の吹奏楽のコーチで、時々ご案内を頂いてコンサートにお邪魔する。最近はTVで福山雅治のバックのサックス演奏もしていたりしてご活躍だし、母親たちの人気者なのだ。息のあったサックスのデュオとピアノ。今日の演奏はとても情感が込められていて、ソロ演奏のビンジという作曲家のコンチェルト2楽章のところでは、泣きそうになっちゃうくらい感動しちゃった。珈琲をいただきながら、オレンジ色の空気と、やわらかな音に包まれて、なんとも素敵な、いい時間でありました。
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夜のこの商店街「千と千尋の神隠しみたいだねー」などと言いつつ、山小屋みたいなお店を見つけて、ちょっと寄り道して帰る。
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by yucoon | 2009-10-25 23:59 | アートなこと
切り絵と鹿鳴館
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長いこと日本画をやっている母が、最近になって切り絵を習い始めた。
その会のグループ展に、初出品するというので、見に行ったら、当番でいた母が「体験コーナーでひとつやっていきなさいよー」というのでおばちゃまや、おばあちゃまに混ざって、切り絵を体験してきた。来年の干支のトラを選び、図柄の通りにスイスイ切ってゆく。おー、なかなか、たのしーぞ〜。80半ばの母の小学校時代の先生もいらした。杖はついていても、とてもしゃっきり話される。伯母もお友達も80代。人生の大先輩たちとのランチは、なんかこう、感慨深いものがあったな〜。お話を聞いているうちに、わたしはなんだか、ひよっ子みたいな気分になった。

a0081110_10345410.jpg夜は、ひよっ子から母になり(とはいえ四季劇場へ行き慣れた娘のあとをついていく頼りない母だけど)学校帰りの娘と待ち合わせて、頂いたチケットで劇団四季の「鹿鳴館」を見に自由劇場へ。歌やダンスのない、演劇を見るのは久しぶりだ。台詞が、まさしく文学でありました。三島由紀夫作品です。バレエとかミュージカルばっかり観てるので、少ない動きと台詞だけで舞台に引き込むのは大変なことだろう、なんて思っちゃう。演劇は観る方にも集中力と想像力を要するものだ。だけどそういう一種の緊張感も、けっこう心地良かったりする。2幕の終盤でデジャブが起きた。原作を読んだこともないのに。なんで?
「明治時代のことをもっと知りたいのに、日本史の授業は平安時代からいっこうに進まない」と嘆いていた娘は、どうやら明治の文化が好きらしい。わたしの知識はしょぼいので、鹿鳴館の歴史的背景を今度ちゃんと調べてみましょうね〜。
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by yucoon | 2009-09-17 23:57 | アートなこと
海のエジプト展
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海のエジプト展を観に、友人と横浜へ。
お昼に中華街で、お腹をパンパンにして、早くも満タン。
その後、パシフィコ横浜へ。腹ペコではへとへとになるくらい、広い展示会場。
地中海に沈んだ、アレクサンドリアなどの古代都市の遺跡が、海の底から発掘されて、展示されている、とても大掛かりな展示だった。
海に潜って、ファラオの巨像やスフィンクスが、どーんと転がっていたら、考古学者にとってそれは大変劇的な光景で、発見者はさぞ興奮したことだろう。
発展していた都市がごっそり沈んでいるなんて、ワクワクする夢のある事実だ。
平日なのにけっこう混んでいたけれど、古代文明に心惹かれるのは、やっぱりそこに、人間そのものの魂のルーツ、作られた文化を見ることによって、神の力、人間の持っている力を感じることができるからだと思う。
いろんなルーツを見ることができた。たとえば、ギリシャ人が混ざり合ったころの彫像の足。わたしの足の指も、人差し指が長いギリシャ足だ。(だからバレエのトウシューズは、痛くて全然うまく立てなかった苦い思い出がある)自分のルーツを、ずーっとずーっとずーっと辿っていったら、どこに行き着くんだろう。。。とか考えちゃう。 今の世にあるアクセサリーや生活用品も、古代からあったものと、それほど大きく変っていないし、そういうものは、そのころにはすでに完成されていたということがわかる。 古代都市は海に沈んだとはいえ、人間はずっと続いているんだなぁ、、、と思うと、感慨深いです。
上の右側は、300円のガチャガチャで出した、ギリシャスタイルの香炉のフィギア。写真撮ったら、なかなか立派に見えます!
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by yucoon | 2009-09-09 23:18 | アートなこと
絵と音楽
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銀座の伊東屋で開かれている松本サンの個展で「Bronze&Willow」 というCD付き作品集が置いてあったので見せてもらったら、とても興味を惹かれてしまい、一冊購入。銅版画の作品集に音楽がついてて、それもご本人が作詞作曲されてて、しかも歌って、ギターまで弾いちゃう多彩ぶり!スゴいです。
小さな版画が一枚ついてる。ウレシイ。 ギャラリーで会った方はお気に入りの一曲について話されていた。なるほど、それは楽しい曲で歌詞のページの版画作品とぴったりマッチしてました。夕べから何度か聞いてて、わたしは中盤くらいの3拍子の曲「朝の月NO.5」「Wonder in Winter」あたりが好きなんだけど、一番好きなのは「化石を見たかい?」っていう曲だなぁ。行き来するメロディも好みだし、あったかいホーンセクションとギターがすごくいい感じなんです。
明るい歌声と、軽快な演奏を聞きながら、手元で銅版画の作品を眺めるなんて、新鮮な感覚です。わたしは音楽は全然できないから、こういう体験をすると、なんだか嬉しくなっちゃうのでした。
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by yucoon | 2009-09-07 12:55 | アートなこと
追悼 赤塚不二夫展
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きのうの帰りは、ひとりで松屋に立ち寄り、追悼・赤塚不二夫展ーギャグで駆け抜けた72年ーを見た。Cちゃん、チケットありがとうでした!会場もグッズ売り場も、お客さんがいっぱいでした。展示の仕方やディスプレイもおもしろくて、マンガの原画が盛りだくさん。ひみつのアッコちゃんは大好きだったし、小さい頃、西やら東やらよくわかんなくなっちゃう頃、おひさまが昇るのは東からなんだということをちゃんと覚えたのは、「西からのぼったおひさまが〜♫」っていう、バカボンの歌のハンタイの方角って覚えたからだった。少し前にこの話をしたら、「わたしもー!」っていう人がいて、そんなヘンな覚え方をしたのは私だけじゃなかったんだ〜!とお互いに笑ったことがある。ちょっと大人になってから、この人はすごい人なんだなと思って、学生の頃の心理学の自由課題で「天才バカボンについて」というレポートを書いた。内容はぜんぜんおぼえていないけど、いつも、ちょーポジティブな「これでいいのだ」で終わることのスゴさについて書いたんだったと思う。コスプレ写真の展示も可笑しかった。ひとりだったのでワハハと笑えず、こらえる場面もしばしば。最後には有名人たちのシェーのポーズ写真もならび、愛される人だったんだなー、としみじみ。
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by yucoon | 2009-09-04 17:16 | アートなこと
松本里美さんの展覧会
工房の松本里美さんの作品展を見に、まずは新宿伊勢丹へ。5階のアートポスターコーナーには、ハンプティ・ダンプティやアリスや、カップ&ソーサーのシリーズなど、銅版画作品がたくさん!待ち合わせたOさんと、さすがだね〜、コレはどうやって作ったんだろう?などと言いつつ、しげしげと見入ってしまいました。珍しい額装のものもあって楽しく、見応えがあって、良かったな〜。
「松本里美作品展」新宿伊勢丹5階 アートポスターコーナーにて

a0081110_1815612.jpgOさんとランチをしてから、銀座へ移動。今度は銀座伊東屋へ。こちらでは、新作の個展が開かれています。英国本のために描かれた絵の原画展で、ずらりと並んだ英国男子の制服シリーズは、なんともおしゃれで、カッコいい。こんな制服見たことないよ!っていう、イギリスの美学に目を丸くするような、ガウンみたいな制服があって、とても印象的でした。工房では製作中の作品をチラッと見ちゃったりしてたけど、こうやって並ぶと、やっぱりスゴいなぁ。点数も多く、パワー感じます。色も線もきれいで、ご本人が在廊されていたので、ここぞとばかり、技法のことをあれこれと聞いてしまった。楽しく刺激され、とても勉強になったのでした。

British men ー松本里美 銅版画展ー
GINZA ITO-YA 8Fミニギャラリーにて。9月11日(金)まで
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by yucoon | 2009-09-03 20:57 | アートなこと
真夏のサムホール展
銀座のギャラリー・ラ・メールで開かれている「真夏のサムホール展」へ。
イトウジュンさんが参加しているグループ展で、今日が最終日だった。サムホールサイズの作品がずらり。イトウさんは今回はみどり色ではなくて、オレンジ色だった。夕陽のようできれいでした。懐かしい記憶とリンクします。
思えば、わたしが初めて奥野ビルに来たのも、イトウさんの「ラ・メール」でのグループ展だった。この古ーいビルにびっくりして探検したくなり、ここに入っているギャラリーをあちこち見て回って、5Fの「ギャラリー・フォレスト」のオーナーと話をしたのがきっかけで、その後、自分の個展をそこで開く運びとなったのだった。それから8年くらい経つ。隣のビルは壊されて、反対の隣の店舗もなくなっちゃったけど、ここはずーっと変わらないなぁ。
今日も「フォレスト」に顔を出し、フォレスト・ミニのかわいい作品を見て帰る。銀座の様変わりは激しいので、こういう変わらないところって、やっぱりいいなぁとまた思う。
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by yucoon | 2009-08-22 18:39 | アートなこと
本を読む
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ゴーギャン展を見に行こうと思っていたけど、出かける気になれず、家で読書。サヴィニャックの自伝を一気読み。家のリビングには、サヴィニャックさんのポスターのオリジナルが長年飾ってあって、それを毎日眺めている。だから、なんとなく、このフランスのポスター画家には、親しみを感じてしまうのだ。
「創造的な人間のパーソナリティーは、どうしても克服できなかった欠点を源として、形成されるらしい」とか、「使う材料が少ないほど、味わい深い結果が得られる」とか。メモること多し。41 歳を過ぎてようやく日の目をみるようになった、野心家でないサヴィニャックさんの言葉には、絵を描く上で参考になることが、いろいろあったのでした。
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by yucoon | 2009-08-15 23:46 | アートなこと